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2020 / Nov
メディア
【リアルなマネートーク】つばめタクシー大和グループにはなぜ賞与がないのか

年2回の賞与。入金額を見たときには思わず頬が緩みますよね。
つばめタクシー大和グループも以前は賞与を支給していたのですが、実は2年前に給与規程を変更しました。そう、賞与の支給を廃止したのです。

■規程変更の契機となったのは、歩合率のアップ

2年前、ドライバーにより売上を還元できるよう、給与規程を改めて見直しました。
歩合のパーセンテージを高めると同時に考えたのが、「毎月歩合を支給した方がドライバーのモチベーションは上がるのではないか」ということ。
賞与は月々の歩合を半年ごとにまとめて支給する仕組みであり、ほとんどのタクシー会社がこの方法を取っています。
それまでは私たちも当たり前のように賞与を支給していたのですが、思い切って毎月の支給に切り替えました。

■規程変更により、同じ売上でも年収が大幅アップ

この狙いは当たり、ドライバーの平均年収は10%近く上昇しました。
一例として、あるドライバーのビフォーアフターを見てみましょう。毎月の平均売上は【70万円】と仮定します。

《給与規程の改定前》
月給:31.6万円(売上70万円の45.1%)
31.6万円 ×10ヶ月=316万円

賞与1回分:売上70万円×5%×6ヶ月分=21万円
21万円×2回=42万円

316万円+42万円=年収358万円

《給与規程の改定後》
月給:37.3万円(売上70万円の53,3%)

37.3万円×12ヶ月=447万6000円

同じ売上でも、給与規程が変わるだけで90万円近くも年収がアップしたんです!

仮に年収1000万円ドライバーを目指すなら、月々の売上目標は約130万円。売上がアップすると歩合率も上がるため、
この場合の月収は約83万円になります。決してクリアできない数字ではなく、射程圏内に捉えているドライバーもいますよ。

■ドライバーからも嬉しい声が続出

規程変更後はドライバーのリアクションが気になっていたのですが、「年収が増えるから、別に賞与はなくていい」という声が集まり、
一安心したのを覚えています。結果を出した月に給与が跳ね上がるため、「次の月に向けて活力が湧く」「生活しやすくなった」といった声も
挙がりました。

募集要項に賞与の記載がないことに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
より稼げる仕組みを整備しているので、安心してエントリーしてください!