タクシードライバーという仕事に対して、古めかしいイメージを抱いている方はまだまだ少なくありません。私たちは、その現状にもどかしさを感じています。なぜなら、未来の主役になり得る職業だと本気で思っているから。最近ではリブランディング戦略が功を奏し、若年層のドライバーが徐々に増えてきました。この勢いを加速させるべく、次なる一手として私たちが制作したのが、若手向けのLPです。
コンセプトワードは、「塗り変える」。デザインにペンキを用いることで、私たちが従来のイメージを塗り変えていく存在であることを表現しました。躍動感を出すために、若手のドライバーたちが駆け出している姿をメインビジュアルに使用。目線を統一することで、「みんなで同じ未来を見据えている」というメッセージを暗黙的に伝えています。
■13名のドライバーにアンケートを実施
コンテンツの中盤には【My Future】というコーナーを設け、「タクシー業界をどう変えていきたいか」というテーマのもと、撮影に協力してもらった13名にアンケートを実施。サイズの関係上、その中から6名をピックアップすることになったのですが、どの回答にも独自性があったので、選ぶのが大変でした。それぞれの回答に特色が表れていて、本当は全員分を載せたかったのです。
ただ、個々のアイデア力に驚かされたことは、自分たちの戦略が間違っていないことを再確認するいい機会になりました。「創造力を、走らせろ。」というコーポレートスローガンを打ち立てて以降、みんなのクリエイティビティがどんどん高まっているんです。こんなにユニークなアイデアが湧き出てくる集団なら、きっとタクシードライバーのイメージを塗り変えられると改めて思いました。
■新鮮な動作を取り入れ、没入感を高める
今回のLPではビジュアルだけでなく、“動作を通した体験”にもこだわりました。背景を固定し、上部のテキストやデザインだけがスクロールに連動するという構造になっています。狙いは、普段あまり触れる機会のない動作を取り入れ、コンテンツへの没入感を高めること。こればかりは実際に体験してもらった方が早いので、ぜひ一度リンクしてみてくださいね。