「調査研究事業の対象会社に選ばれました」と厚生労働省から連絡を受けたときは驚きました。なぜなら、あまりにも寝耳に水だったから。私たちの方からエントリーしたわけではありません。厚生労働省の内部に中途採用を調査しているセクションがあり、対象会社を選定する中でこの採用サイトが担当者の目に留まったのです。

さらに驚いたのは、選ばれたのが全国で13社のみであるということ。タクシー業界の中から13社ではなく、全業種の中から13社です。日本には約170万社の企業が存在するため、0.000007％の確率で選ばれたことになります。奇跡的な数字ですね。

■担当者の目を惹いたメインビジュアルの独創性

このサイトが選ばれた理由を伺ったところ、まずメインビジュアルの奇抜さに目を惹かれたそうです。担当者の方がおっしゃっていた「つばめのくちばしをつけた全身青色の人物を見たときのインパクトが大きく、独創性を感じました」という言葉を聞いたときは、まさに私たちの狙い通りだと嬉しくなりました。サイトをリニューアルした際、どの会社よりも目立つことを何よりも意識していたからです。

■奇抜さの裏側にある、実直で真摯な想い

奇抜さだけでなく、中身もしっかりと伴っています。以前は求人媒体からのエントリーがほとんどでしたが、リニューアル以降は約4割が採用サイトからの直接応募で、面接者の約7割が採用サイトを事前にチェック。【DRIVE CREATIVITY―創造力を、走らせろ。―】という理念を理解してもらった上で応募に至っているため、面接でのマッチング率や入社後の定着率が高まっているんです。

担当者の方からも「見た目の奇抜さとは裏腹に、とても実直で真摯なサイトだと思いました」と、私たちのドライバーに対する想いを汲み取っていただきました。入社からデビューまでの流れを細やかに追った研修内容、様々な項目をグラフ化した労働環境に関しても、「応募者の不安を払拭する工夫がなされています」との評価が。サイト制作には半年以上を要したのですが、妥協せずに作り込んだ甲斐があったと改めて感じました。

■リニューアルから約2年。初心に返るいい機会に

サイトのリニューアルから約2年。厚生労働省からの調査や取材を通して初心に返ることができ、それと同時に「自分たちが歩んでいる方向は間違っていない」という新たな自信も湧いてきました。現状に満足することなく、引き続き皆さまのためになるコンテンツを発信していくので、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。初めて訪れた方は、ぜひ隅々までご覧になってくださいね。

中途採用を通じたマッチングを促進していくための企業の情報公表の在り方等、諸課題に関する調査研究事業報告書(令和２年度厚生労働省委託事業)

中途採用好事例集 よりご確認いただけます。