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2023 / Aug
メディア
【社員インタビュー】“140名の従業員様”とのご縁も。未経験入社から定年まで27年、ベテランつばめドライバーの記憶。

2023年8月のとある日。一人のタクシードライバーが無事定年を迎え、最後の勤務を終了しました。「早く次の仕事を決めたくて、所在地もわからないまま応募したのがきっかけ。今思うと、運転が好きな気持ちも原動力になっていたのかも」そう語る加藤さん(75歳)は、元寿司職人。27年前に全くのドライバー未経験で入社されています。

今回の記事のテーマは、そんな加藤さんが歩んできた27年間の記憶。手がけてきた仕事のお話や働き方の変遷、つばめタクシーの魅力などを伺いました。

印象に残っている仕事はありますか?

エレベーター会社の社長様との出会いをきっかけに、140名の従業員様とご縁があったこと。16年間たくさんご利用いただいたことはもちろん、ご乗車のたびに喜んでいただけたのも嬉しかったですね。

人生一番の長距離運転を経験したのは17〜18年前でしょうか。名古屋のホテルまでお客様をお迎えに伺うと、行き先は六本木。新車で燃料も満タンだったので、東名高速道路を走ってお送りしたんです。その時の運賃はなんと10万3500円でした。

ドライバーの働き方は昔に比べてどう変化しましたか?

私がドライバーデビューした頃は、とっさに無線を取ったものの地理が分からず目的地に辿り着けない……なんてこともありました。最近はAIタブレットが備え付けられていて、新人でも問題なく仕事ができる仕組みが整っていますよね。働きやすい環境の充実に、時代の変化を感じます。

この仕事の魅力は何ですか?

毎日続けるのが苦じゃないと思えるほど、変化に富んでいること。常連の方もいらっしゃいましたが、お客様とは一期一会です。偶然有名な方にお会いすることもありました。加えて毎日の努力が報酬として形になるので、自分の力で収入を増やせるのも大きな魅力だと思います。また、タクシードライバーは基本的に一人の世界。その気楽さも気に入っていました。

つばめタクシーの魅力は何ですか?

ドライバー一人ひとりを大切にしているところですね。脳梗塞を患った時、心臓手術が必要になった時、それ以外にもわがままをいろいろと聞いてもらい、ここまで仕事を続けられました。いちドライバーである私個人を尊重し、自由に働かせてもらえたことに感謝しています。最後まで会社と同じ気持ちで、同じ方向を向けていました。

後輩たちに伝えたいことはありますか?

とにかく健康第一。心身のメンテナンスを欠かさないようにしてください。昔からのお客様が、私と同じ脳梗塞をきっかけに変わってしまわれたことがあります。体調管理の大切さを痛感するとともに、神様から “仕事を辞めてはいけない” と言われたような気がしました。

「私はまだ、プロにはなりきっていません」。

経験知に頼りきるのではなく、何よりも初心を大切にされていた加藤さん。長年培った安全運転意識をもってしても、ヒヤリハットは訪れる。タクシードライバーという仕事の奥深さを今でも感じていらっしゃるとのことです。

つばめタクシーでの27年は「すべてが楽しかった」。満足げに語る加藤さんの一言からは、どこか寂しさも感じました。

未経験から末永く活躍できる、つばめタクシー

つばめタクシーには今回お話を伺った加藤さんだけでなく、異業種から転職したドライバーが多数在籍。最大2ヶ月の研修制度、AI等を活用したシステムの構築により、未経験からでも成果を出しやすく、無理なく働き続けられる環境が整っています。

入社直後も、その後もずっと。
安心して働けるつばめタクシーでドライバーデビューしませんか。